僕たちのグリーンカード
サッカーには審判が持っているレッドカード・イエローカードがあります。
レッドカードは「退場」 イエローカードは「警告」
そしてもう一枚はグリーンカード。
グリーンカードって何?
グリーンカードがどういうものかについては、既に日本サッカー協会のHPに記載があります。
日本サッカー協会がU-12以下の選手の大会を対象にフェアプレーを推進するために導入しているカードで、審判がフェアプレー精神を発揮した選手に対してグリーンカードを示します。例えば、ケガをした選手への思いやり、意図していないファウルプレーの際の謝罪や握手、自チームのボールが境界線から出た時などを自己申告する行為、問題となる行動を起こしそうな味方選手を抑制する行為を示した選手、またチームが試合を通じて警告も退場も受けず、終始フェアな態度で試合に臨んだチームにも、グリーンカードが示されます。
JFA リスペクト
つまりレッドカードやイエローカードが非紳士的行為に対する罰則であるのに対して、グリーンカードは賞賛の意味があります。
12歳以下だけでなく、年代に関係なく出してもらいたいですね。(自分の想い)
グリーンカードをもらうと何かあるの?
グリーンカード出されても「だから何?」って感じになります。(笑)
つまり育成年代への教育的な側面の大きい制度だと私は考えます。
レッドカードを提示されると退場処分、イエローカードは2枚で退場処分になります。ではグリーンカードはというと、、、どうにもなりません! 加点もされなければ、イエローカードが減るなどということもありません。
メリットがあるからではなく、自ら進んで行うことにフェアプレー精神があるということ。
私たちの取り組み・私たちのグリーンカード
私たちのスクールでは、トレーニングの時からコーチが子供達にこれはリスペクトだと思った時に、グリーンカードを提示しています。
例えば、お互いが競り合って倒れた、倒した場合わざとじゃなくてもお互いに「グータッチ」をしてプレー再開しています。
リスペクトはそれだけでなく、色んなことがありますが、チーム内でルールを決めて取り組むとみんなが楽しくサッカーが行えお互いがいい気持ちになります。自然に笑顔もうまれます。
ゲームをしていて点を取った時にチームのみんなが喜び拍手する。それだけで雰囲気も変わりモチベーションも上がります。
なぜそこまでリスペクトにこだわるのか
指導者として子供達に上手くなってもらいたいのは一番だと思います。
もちろんそれはすごく大事な事ですが、それに+サッカーを通して
人としての成長
も重視していき、サッカーができているのが当たり前ではない!仲間がいるからサッカーができる。親がいるからサポートしてくれるからサッカーができる。監督、コーチがいるからチームで試合ができる。審判がいるから試合が成り立つ。ただただ感謝を忘れて欲しくない。
フェアでたくましいかっこいい人間になってもらいたい。
仲間を大切にすることってこういう事なんだ。
そう思う人がたくさんでてきたら、人をけなしたり、暴言はいたりするのが減ってくると思います。という願い。
これは子供達だけでなく、我々指導者も一緒。
暴言暴力がまだニュースをみてもありますよね。そういったニュースをみると本当に悲しくなります。サッカーだけでなく色んなスポーツにも。
だから私は強く思うんです。
指導者がしっかり学び続け同じ指導でなく時代に応じた、子供達に応じた指導、変化し続けないといけない。
子供達を守っていかないといけない。
子供達と共に学び一緒に成長していきたい。
来てくれている子供達からリスペクトを広げてもらいたい。
Masaki Satsuma 33